「なにあれ！？虫？虫じゃない！竜？竜じゃない！」
11日の午後8時すぎ、支笏湖にキャンプで訪れていた家族が撮影した動画です。
投稿者）
「流れ星にしては変だし、子どもが言うには、つぶつぶした光が集まっているような感じに見えたと」
光は30秒ほどで見えなくなってしまったそうです。
同じ時刻、謎の光は、札幌市内でも確認されていました。
写真を撮った人）
「定規で引いたような直線。ずーっと姿を見せたまま移動してるんですよ」
この一直線に見える光の正体は一体！？
札幌市青少年科学館の天文員・大瀧さんに動画を見てもらいました。
札幌市青少年科学館天文係 大瀧裕介さん）
「人工衛星のスターリンクと呼ばれているものでして、アメリカのスペースXという会社が飛ばしているものになります」
「3、2、1点火」
謎の光の正体は、人工衛星「スターリンク」。
一度に20から60基ほどを打ち上げるため、打ち上げ直後は連なって見えるそうです。11日は、アメリカのフロリダ州で打ち上げがありました。
札幌市青少年科学館天文係 大瀧裕介さん）
「打ち上げ直後だったので、20個がくっついて見えたんですね。これが、線のような形で空を飛んでいるようなところが動画に撮られていたということだと思います」
6月に札幌天文台のスタッフが撮影したスターリンク衛星の動画がこちら。
夜空を一直線に駆け抜ける光。スターリンク衛星は打ち上げ日などが事前に発表されていて、ホームページやアプリで、見える日時や方角などを知ることが出来るそうです。
直近では17日と21日に打ち上げが予定されているそうです。
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