【独自】「拷問室に…」ロシアの弾圧に耐え忍んだヘルソン市民 打ち明けた恐怖の日々(2022年11月14日)

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 ロシアからヘルソン州の一部を奪還したウクライナは反転攻勢を強めていて、再び記念切手が発売されるなど喜びが広がっています。

 カメラに向かって、うれしそうに駆け寄ってくる人々。ウクライナ軍の兵士たちと抱き合います。生きて再び会える喜び。

 ウクライナが“奪還”に成功した南部の要衝ヘルソン。侵攻直後の3月にロシア軍が制圧した唯一の州都で、9月には一方的に併合されていました。

 ロシア軍が撤退し、およそ8カ月半ぶりに解放され、ウクライナ軍が凱旋(がいせん)を果たしました。

 それぞれの思いが込み上げます。

 国家を歌いながら母国の旗を掲げ、歓喜します。市民たちはロシアの監視下でこの旗を命がけで守ってきました。

 市民が道路のタイルの下に隠していたのは「独立のシンボル」でもあるウクライナ国旗です。“ロシア化”が進められていたヘルソンでは「反ロシア」と見なされた市民が拷問を受けていたといいます。

 ヘルソン市民:「私たちには恐怖しかなかった。車の音も怖かった。電話を使うのも怖くて子どもたちも隠していた」

 ヘルソン市在住で2人の子どもを育てる母親が番組の取材に応じ、その恐怖の日々を打ち明けました。

 ヘルソン市民・スヴィトラナさん(34):「ただ歩いているだけの人が車に乗せられて拷問室に連れて行かれる恐れがあり、皆、怖がっていました。ヘルソンにはボランティア団体がいますが、メンバーの2人が拷問されたことがあり、今は2人とも体調が良くありません。ただ、生き残っていることが一番大事です」

 ロシア軍の弾圧に耐え忍んだ市民たち。掲げた旗にはスイカが描かれています。

 ウクライナ兵:「ヘルソンからのあいさつです」

 ヘルソン市民から歓迎を受けるウクライナ兵。手にしているのはスイカです。ヘルソン市奪還を祝う記念切手にもスイカが。

 ヘルソン市が「スイカの名産地」であることから選ばれたといいます。そこには「戦争の記憶」が描かれていました。

 ウクライナ国営郵便:「スイカの種は、侵略者であるロシア軍が容赦なくヘルソン地方を爆撃したロケット弾を表している」

 よく見ると、スイカの種はロケット弾のような形に。さらに…。

 ウクライナ国営郵便:「スイカの切り身には一時的に占領された街の光景が描かれている。『市民による抗議』『燃える建物』『ロシア兵による地元住民への拷問』である」

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「戦争犯罪が400件記録され、兵士だけでなく民間人の遺体が見つかった。私たちはすべての殺人者を見つけて裁きにかける」

 ロシア軍はヘルソン市から撤退する際にドニプロ川に架かる橋を爆破したとみられています。今後の戦況はどう変わるのでしょうか。

 防衛省防衛研究所・高橋杉雄氏:「ウクライナ側はドニプロ川を強引に渡ろうとするか、南下する形で攻勢をかけることが考えられる。攻勢をどちらが主導して行うことができるかで冬の戦況は大きく変わると思う」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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