女子ワールドカップ2023!注目の選手たち

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7月20日からオーストラリアとニュージーランドで共同開催されている女子サッカーのワールドカップ。今大会で9回目となります。今大会では強豪国のドイツやブラジルが1次リーグで敗退、先日は優勝候補だったアメリカも決勝トーナメント一戦目で姿を消すなど、波乱続きの展開となっています。最近ではインターネット技術の進歩に伴い、こうした海外で開催されている試合でも日本にいながらにしてリアルタイムで観戦できるようになりましたが、ブックメーカーでベッティングを楽しみながら観戦するファンも増えていると言われています。男子サッカーのみならず、注目を集める女子サッカー界。ここでは女子ワールドカップで活躍し、世界的にも高い評価を受けている女子サッカー選手たちを紹介していきます。

なでしこのエース・宮澤ひなた選手

グループリーグ最終戦となった対スペイン戦で大活躍し、決勝トーナメント進出に大きく貢献した宮澤ひなた選手。今大会における得点王の座に輝くのも夢ではないのではないかとも噂されています。そんな宮澤選手は、神奈川県出身の23歳で、現在はマイナビ仙台に所属しています。スピードを生かしたドリブルが持ち味で、ピッチを縦横無尽に動き回るプレーは今大会でも発揮され、世界中のメディアからも高く評価されています。育成年代のワールドカップに2回出場し、2018年には20歳以下の大会で日本の初優勝を経験しました。年齢制限のないワールドカップに出場するのは今回が初めてながら、決勝トーナメント1回戦の時点で、2011年に澤選手がマークした得点記録に並ぶ活躍を見せています。

イギリス・ローレン・ジェームズ選手

イングランド男子代表DFリース・ジェームズの妹でもあるイングランド女子代表FWローレン・ジェームズ選手。グループステージの対デンマーク戦では決勝点を上げ、続く対中国戦でも5得点に絡む活躍を見せ、6-1での勝利に大きく貢献しました。2011年以降の女子ワールドカップで、1試合4ゴール以上に関与した選手として史上最年少の記録も更新するなどの活躍ぶりを見せていましたが、決勝トーナメント1回戦となった対ナイジェリア戦で、相手選手を踏みつけてレッドカードを受けて退場するという失態を演じてしまいます。ジェームズ選手のこの行為には、母国イギリスのメディアでも「ベッカムやルーニーよりもひどい」と批判するコメントが殺到する事態となってしまいました。一発退場となったジェームズ選手は、少なくとも1試合出場停止が確実ですが、汚名返上の機会を得られるか、才能ある選手だけに今後の動向が注目されています。

スペイン・アレクシア・プテジャス選手

強豪国スペインの絶対的司令塔として活躍するアレクシア・プテジャス選手は、FCバルセロナ所属するだけでなく、スペイン代表の歴代最多出場記録保持者でもあります。それだけでなく、2021年には女子バロンドールとザ・ベストFIFA女子選手を受賞し、2022年には2年連続でバロンドールを獲得し、現在における世界最高の女子サッカー選手として広く認められています。残念ながら前回のユーロで前十字靭帯断裂の重傷を負い、昨シーズンは回復のために欠場を余儀なくされたプテジャス選手でしたが、今年4月に復帰。徐々にペースを上げながら今大会に焦点を合わせてきました。リーグステージではなでしこジャパンに敗れたものの、リーグ2位で決勝トーナメントに進出。ベテラン選手としてもチームを牽引する活躍を見せています。

アメリカ・アレックス・モーガン

長らく絶対的王者として女子サッカー界に君臨してきたアメリカの女子サッカーチーム。そのチームを代表していると言っても過言でない、実力、人気ともに兼ねあわせた選手が、アレックス・モーガンです。2011年にアメリカの史上最年少選手としてワールドカップに出場したのをはじめ、オリンピックでもアメリカを金メダルに導く活躍を見せています。また、プライベートでは2020年に長女となる第一子を出産。ママプレイヤーとして、ジェンダールールを打ち破る存在として、多くの女子サッカー選手のロールモデルともなるキャリアを築いているのも、その人気の要因のひとつとなっているといわれています。今大会では残念ながら、アメリカは決勝トーナメント一回戦でPK戦の末にスウェーデンに敗れ、モーガン選手も今大会を最後に現役を引退するのではないかとも噂されていますが、彼女の存在は、これからもサッカー選手としての活躍を夢見る少女達の憧れであり続けるのではないでしょうか。
 

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