G Suite でストレージ保存容量を追加するにはどうすればよいだろうか?
ストレージ保存容量を追加する方法は主に2つあり、「G Suite のエディションをアップグレードする方法」と「ストレージ保存容量を追加購入する方法」である。
それぞれ以下に詳しく解説する。
G Suite のエディションをアップグレードする方法
G Suite エディションのアップグレードについて
あなたが G Suite のストレージ保存容量を追加したいと考えているということは、恐らく現在契約中の G Suite は、ストレージ保存容量が30GBしかない G Suite Basic エディションか、もしくはストレージ保存容量が15GBしかない無償版Gmail アカウント(厳密にはこれは G Suite ではない)だろう。
現在契約中のエディションが G Suite Basic であろうと、無償版 Gmail アカウントであろうと、G Suite Business または G Suite Enterprise にアップグレードすることで、ストレージ保存容量を無制限に変更することが出来る。
※契約中の G Suite ユーザー数が5人以上の場合。(4人以下の場合は、無制限ではなく1TBまで)
これは G Suite で管理している全ユーザーに対して、ストレージ保存容量の無制限が適応される。
G Suite Business か G Suite Enterprise のどちらのエディションにアップグレードすべきかだが、端的にいえば、以下となる。
- G Suite Business:個人・個人事業主または中小企業など、G Suite で契約中のユーザー数が比較的少なく、細かなユーザー管理、データ管理が必要ない場合
- G Suite Enterprise:大企業など、管理するユーザー数が多く、また細かなユーザー管理やセキュリティ対策、データ管理など高度な管理機能が必要な場合
大分部の事業体にとっては G Suite Enterprise の機能はやや高度でコストもかさむため、G Suite Business を契約するのがベターと思われる。
G Suite Business と G Suite Enterprise における細かい機能の違いや費用については、以下の記事を参考にして欲しい。
G Suite エディションのアップグレード方法について
現在 G Suite Basic を契約中で、G Suite Business または G Suite Enterprise にアップグレードするには、以下の G Suite 公式ページからアップグレードを申し込むことが出来る。
現在無償版の Gmail を使用中で、新規に G Suite Business または G Suite Enterprise を契約するには、以下の G Suite 公式ページから G Suite 新規契約を申し込むことが出来る。(14日間の無料試用期間が付属)
ただ、G Suite 契約時にクーポンコード(プロモーションコード)を一度も使用していない場合は、クーポンを利用することで G Suite 新規契約時またはアップグレード時に割引特典を受けられるので、ぜひクーポンを有効活用して欲しい。
クーポンの入手方法など、クーポンに関する詳しい内容については、以下の記事を参考にして欲しい。
ストレージ保存容量を追加購入する方法
ストレージ保存容量の追加購入に発生する月額料金について
G Suite では、ストレージ保存容量を追加購入することが出来る。
追加容量ごとの料金表は以下となる。
追加容量 | 月額料金 |
20 GB | ¥350 |
50 GB | ¥650 |
200 GB | ¥1,500 |
400 GB | ¥2,900 |
1 TB(1,000GB) | ¥7,300 |
2 TB(2,000GB) | ¥14,500 |
4 TB(4,000GB) | ¥28,900 |
8 TB(8,000GB) | ¥57,700 |
16 TB(16,000GB) | ¥115,100 |
注意したいのは、上記の月額料金は、ストレージ保存容量の追加対象のユーザーごとに追加請求される点である。
先で説明したエディションのアップグレードでは、アップグレードによるストレージ保存容量無制限は契約中の全ユーザーに適用されるのに対し、ストレージ保存容量の追加購入はユーザーごとの適用となる。
追加購入したストレージ保存容量は、一度ユーザーに適用した後は、他のユーザーと共有したり別の G Suite アカウントに移行したりは出来ないので注意が必要だ。
ストレージ保存容量の追加購入方法について
ストレージ保存容量を追加購入するには、G Suite 管理画面のドライブストレージページから購入することが出来る。
ドライブストレージページへは、G Suite にログインした状態で、以下のリンクをクリックすると画面に遷移できるはずだ。
「エディションのアップグレード」と「ストレージ保存容量の追加購入」では、どちらがおすすめ?
私は個人的にはエディションをアップグレードするのをおすすめしたい。
ストレージ保存容量の追加購入の際に発生する上記の月額料金表を見て頂ければ分かる通り、追加容量が50GBを超えてくると、G Suite Business にアップグレードした方が費用的には安く、また、容量自体も一気に無制限に変更することが出来る。
一部のユーザーにのみストレージ保存容量を追加したい場合は、上記の料金表を参考に G Suite に掛かる総費用を計算し、エディションのアップグレードよりも低コストになるのであれば、ストレージ保存容量を追加購入した方がベターといえる。(これは、G Suite で契約しているユーザー数が多く、かつ、一部のユーザー以外はストレージ保存容量を追加する必要が無い場合に有効である)
まとめ
ストレージ保存容量を追加する方法は2つ 「G Suite のエディションをアップグレードする方法」と「ストレージ保存容量を追加購入する方法」。 G Suite のエディションをアップグレードする方法 G Suite Basic または G Suite Enterprise がある。 G Suite Basic は、個人・個人事業主や中小企業など、管理するユーザー数が比較的少なく、細かなユーザー管理やデータ管理が必要ない事業体におすすめ。 G Suite Enterprise は、大企業など、管理するユーザー数が多く、ユーザー管理やデータ管理を徹底する必要がある事業体におすすめ。 ストレージ保存容量を追加購入する方法 ユーザーごとに購入したストレージ保存容量を割り当てることが出来る。
割り当てたストレージ保存容量は、他のユーザーと共有したり、他の G Suite アカウントに移行したりは出来ないので、注意が必要。
「エディションのアップグレード」と「ストレージ保存容量の追加購入」では、どちらがおすすめ? エディションをアップグレードする方がコスト的に安く済む場合が多く、おすすめである。
ただ、一部のユーザーだけにストレージ保存容量を追加したい場合は、その対象ユーザー数によっては、エディションのアップグレードよりも低コストで済む場合がある。
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