麻生財務大臣はけさの会見で1万円札、5,000円札、1,000円札のデザインを一新すると発表しました。1万円札には、「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一。5,000円札には、日本で最初の女子留学生としてアメリカで学び、津田塾大学の創始者で日本の女子高等教育の先駆者といわれる津田梅子。1,000円札には、破傷風の治療法を開発するなど医学の発展に尽力した細菌学者の北里柴三郎の肖像を採用することを決めました。
偽造などの防止が目的で、前回、紙幣が更新された2004年から20年後となる2024年から流通させるということです。
また、500円硬貨も2色3層構造のデザインに一新し、2021年をめどに流通させます。2色3層の構造は、ヨーロッパではすでに1ユーロ硬貨などに使われていて、複数の金属を使うことから高度な技術が必要となるため偽造防止効果が高いということです。
Comments