JAXA(宇宙航空研究開発機構)の古川聡(ふるかわ・さとし)宇宙飛行士(58)が責任者を務めた研究で、データに改ざんや捏造(ねつぞう)などがあったことが分かりました。
JAXAなどによりますと、古川宇宙飛行士らは2016年から、国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士らのストレスを評価する方法を開発するため、筑波宇宙センターにある閉鎖環境施設で一般の成人男性ら42人に生活してもらう実験を実施しました。
実験は2019年に中止されましたが、その後の調査で、データに改ざんや捏造など不適切な取り扱いが発覚したということです。
JAXAは25日、「研究全体の科学的価値が損なわれた」と謝罪するとともに、医学研究に関する倫理指針に抵触したとして文科省と厚労省に報告しました。
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