シリーズ「SDGs」、今回はロボットの話題です。ロボットと聞くと人間ができないことを補い、厳しい環境でも仕事ができる「強い」イメージですが、教育の分野では今、あえて能力を低くした「弱いロボット」が注目されています。
見た目はごみ箱。これはロボットです。
「もしかすると、ごみを入れてほしいんですかね。ちょっと試しに入れてみようと思います。今、お辞儀をしました」(記者)
ごみに近づいても「モコモコ」言うだけ。拾ってあげないといけません。
このロボットを開発した豊橋技術科学大学の岡田研究室では、他にも・・・。
「今からね、桃太郎をね、話すよ。大きな・・・、え~と・・・、何が流れてきたんだっけ・・・?」
「桃」(記者)
「そうだ、桃だった」
昔話を途中で忘れてしまう“おはなしロボット”や、ティッシュを持ってもじもじしているだけの“ティッシュ配りロボット”など「能力の低いロボット」をあえて開発しています。
「自分の弱いところをさらけ出してみると、周りの人が手をかけてくれることがある。ロボットと人の間でそういう関係を作ってみたい。私たちは“弱いロボット”と呼んでいます」(豊橋技術科学大学 岡田美智男教授)
ごみを拾ってあげる。昔話のストーリーを教えてあげる。ティッシュをもらってあげる。思わず手伝いたくなるこの“弱いロボット”。「やさしさ」を引き出す力があるとして・・・。
「この弱いロボットの話題が、小学5年生の国語の教科書に、話題として載っかっているんですね」(豊橋技術科学大学 岡田美智男教授)
子どもの教育にも役立てられているのです。
愛知県田原市の小学校で、1~2年生が“弱いロボット”と触れ合う試みが。
「友達になろ。あっちに友達がいるよ、たくさん」
ロボットとコミュニケーションを取りながら、ごみを拾ってあげる子どもたち。
「こっちを向いたりしたので、入れてほしいのかなと思った」(弱いロボットと触れ合った児童)
「そういうこと」(弱いロボットと触れ合った児童)
助けてあげる存在によって優しい心を育む。新しい教育方法としても注目が集まっています。(25日03:00)
#ロボット #SDGs #教育
▼TBS NEWS 公式サイト
https://news.tbs.co.jp/index.html
▼TBS NEWS 公式SNS
◇Twitter https://twitter.com/tbs_news?s=20
◇Facebook https://www.facebook.com/tbsnews
◇note https://note.com/tbsnews
◇TikTok https://www.tiktok.com/@tbsnews?lang=ja
◇instagram https://www.instagram.com/tbsnews_insta/
▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1
▼TBS スクープ投稿 特ダネ動画を募集しています!
https://news.tbs.co.jp/newsi_sp/toukou/
Comments