G Suite のストレージ容量(クラウドへの保存容量)を無制限にする方法について説明する。
また、その場合、料金は発生するのか?
料金が発生する場合、いくら発生するのか、ということも気になるだろう。
以下に詳しく記させて頂く。
G Suite のストレージ容量を無制限にする方法
現在契約中のエディションをアップグレードする
ストレージ容量だが、言わずもがな G Suite のクラウドサーバ(Google ドライブ)への保存容量のことである。
この保存容量を無制限にする方法だが、非常にシンプルである。
現在の容量が無制限ではないということは、現在契約中のエディションは恐らく保存容量が30GBのみの G Suite Basic かと思う。
G Suite Basic から G Suite Business または G Suite Enterprise にアップグレードすることで、ストレージ容量が自動的に無制限へ切り替えられる。
アップグレードすると既存のデータはどうなる?
アップグレード後は既存のデータは全て引き継がれた状態(そのままの状態)となるので、安心して頂きたい。
既存のデータはそのままの状態で、各エディションに応じた機能(容量無制限に加え、エディションごとの機能)が適用される。
一部のユーザーだけをアップグレードすることは可能か?
結論から言うと、一部のユーザーだけのアップグレードは不可能である。
Google では一部のユーザーだけのアップグレードを受け付けておらず、アップグレードの際には、全ユーザーごとエディションをアップグレードする必要がある。
アップグレードによるその他メリット
G Suite Business ないし G Suite Enterprise にアップグレードすることにより、ストレージ容量が無制限になること以外に、その他のメリットもたくさん存在する。
G Suite Business や G Suite Enterprise では、G Suite Basic に比べ幾つか機能が拡張されており、より高度なビジネス機能を利用できるようになる。
細かい機能についてはここでは省略するが、主に、管理機能(ユーザー管理、セキュリティ管理など)が強化される形となる。
アップグレードする方法は?
G Suite Basic から G Suite Business や G Suite Enterprise にアップグレードする方法だが、単純に以下の Google 公式のアップグレードページからアップグレードを申し込むだけとなる。
アップグレードページ:G Suite サブスクリプションをアップグレードする
ただし、アップグレードには以下の条件を満たしている必要があるので、念のため確認頂きたい。
- 無料試用期間中である
- 年間プランではなくフレキシブルプランを契約中である
- G Suite Basic の機能を利用中である(Gmail アカウントからビジネス用メールを契約中)
また、アップグレードする際にクーポンコードを使用すれば、初年度の費用を20%オフに割引することが可能だ。
せっかくなのでクーポンを使用して賢く契約したい。
クーポンの入手方法などについては「G Suite クーポンコード(プロモーションコード)の入手方法は?」を参考にしてほしい。
容量を無制限にするにあたり料金は発生する?
アップグレード自体に料金は発生しないので、ご安心頂きたい。
ただ、当然ではあるが、エディションをアップグレードするため、翌月からの請求はそのエディションの月額料金に応じて行われる。
ごく簡単に言ってしまえば、以下のような形となる。
当月: ・月額600円の G Suite Basic を契約中(来月から G Suite Business に切り替え) ・ユーザー数 20人
⇒600円/1ユーザー x 20人 = 12,000円(月額)