数値の最大公約数を取得するには「GCD」関数を使用します。
GCD関数とは?
指定した配列またはセル範囲内にある数値の最大公約数を返す関数です。
GCD関数の書き方
構文
引数
値1:値またはセル範囲
値2:[省略可]値またはセル範囲
戻り値
指定した値またはセル範囲における最大公約数
備考
指定した値の小数部分は自動的に切り捨てられます。
参考文献
GCD関数の詳しい仕様については、Google公式ページである「GCD – ドキュメント エディタ ヘルプ」を参考下さい。
GCD関数のサンプルコード
サンプルコード1
=GCD(A1:A3)
※A1:A3には[4, 8, 64]のデータが存在
実行結果1
サンプルコード2
=GCD(A1:A3, B1:B3)
※A1:A3には[5, 15, 50]、B1:B3には[10, 20, 120]のデータが存在
実行結果2
GCD関数のショートカットキー
Windows・Mac 共通
=gc とだけ入力するとGCD関数の候補が出てくるので、その状態でTabキーを押すと、GCD関数( =GCD( )が自動入力されます。
GCD関数の書き方を動画で確認
GCD関数の書き方を画面で確認
手順1: “=GCD(値1, [値2, …])”を入力し、エンターキーを押下
手順2: 最大公約数がセルに入力されます
GCD関数の覚え方(関数名の由来)
最大公約数(Greatest Common Divisor)の頭文字をとって、GCDという関数名が名付けられています。
GCD関数に関連する関数
GCD関数に関連する関数については、以下のページをご覧下さい。
おわりに
松井
最大公約数を求める関数とは、中々マニアックですね…。
確かに普段あまり最大公約数を求める機会無いですもんね…。
松井
でもまあ、わざわざ手動で計算しなくても、データ集計などで最大公約数を求めたい場合にはこんな便利な関数があるよ、ってことで。
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